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類似諸元ホブによる歯切

類似諸元のホブで歯研前の粗歯切を行う時に、どこまでギリギリまで加工出来るかを検討するプログラムです。

プログラム概要

任意諸元のハスバ・平歯車を専用の歯切工具なしで加工する方法として現在主流となる方法は以下と思います。

ある程度近い諸元のホブでラフに歯切 ⇒ ねじ状砥石による歯面と歯底研削により仕上げ

これに代わる工法がダイレクトギヤミーリングになりますが、ある程度近い諸元のホブで、限界まで攻めた加工が出来るようにしておきたいと思い、このプログラムを作成しました。

 

ある程度近い諸元のホブでラフな歯切をする場合、次工程の歯面と歯底の研削加工時の時間と砥石の摩耗を極力減らすために、ホブ切時にどれくらい研削の取り代を少なく出来るかがポイントになります。現在は 熟練の作業者による “カンコツ” に頼っていいるのが現状では無いでしょうか?

この “カンコツ” の作業を、このプログラムによりきちんと確認することで、限界まで取り代を削減することが出来るようにしたのがこのプログラムです。
熟練の作業者の方にもきっと役に立つツールになると思います。

類似諸元ホブによる歯切